透析看護の認定看護師
透析看護師には、「透析認定看護師」という資格もあります。
3年以上透析の仕事に携わっていて、
5人以上の透析患者を担当した実績がある事が前提で、
その後認定看護師の教育機関での勉強が必要とされています。
教育機関での課程を修了すると、認定試験を受けることができ、
合格すれば、透析認定看護師の資格が得られるわけです。
つまり、透析認定看護師は、
透析現場での経験や実績のある、
透析のスペシャリスト看護師であるといえます。
全国の透析患者は、年々増加していて、
現在30万人を超えています。
今後も増えていくことは明らかなのに対し、
透析認定看護師の数は150名程度しかいないのが現状です。
透析現場で活躍するには是非取得したい資格ともいえますね。
この透析認定看護師は、高度な技術と豊富な知識を生かし、
患者さんやその家族に適切なケアを提供、同時に、
職場のスタッフの教育などが役割となります。
透析の機器操作から、合併症の予防や早期発見、
ほかの看護職との連携やチーム内の技術向上も、
透析認定看護師の需要な仕事です。
透析というのは、1つのミスが患者さんの命に関わるケースが多いので、
いかにミスの無い治療を行うかがポイントです。
また、最近では透析を受ける人の状況も、
変化しつつあります。
患者さんの症状に合わせて透析を行い、
透析中のアクシデントも様々になっていますから、
臨機応変に対応できる力が必要です。
透析認定看護師は、透析だけでなく、
看護師としての知識や技術も高いということになりますから、
患者さんが安心して治療を受けられることは間違いないでしょう。
透析認定看護師の存在は、
透析現場のレベルアップはもちろん、
患者さんへの安心感を高めるためになくてはならないといえます。