透析看護師になるには

透析看護師になるには

透析看護師は、透析室で働いている看護師のことですが、
細かに言うと透析看護師は「透析認定看護師」のことなのです。

 

透析看護の認定看護師のところでも少し触れましたが、
透析看護師になるには、段階を踏んだ条件が必要になります。

 

透析室にいる看護師は、全てその資格があるのかというと、
そうではありません。

 

つまり、透析現場の看護師は、資格のある人とそうでない人に、
分かれているのです。

 

透析看護師は、看護師免許を取得後、
実務研修が5年以上あることが最低条件です。

 

しかもその実務研修はうち3年が、
透析看護の実績が必要となります。

 

そしてその後、指定された教育機関で、
認定看護師としての課程を修了させなければなりません。

 

この期間が約6ヶ月、昼間の集中した時間帯での勉強が、
原則となっています。

 

課程を終了後、認定試験を受けて合格すると、
認定看護師としての資格がもらえるわけです。

 

透析現場での実績があれば、
それを透析看護師という形にして、
自分のスキルアップにつなげるのもいいでしょう。

 

ただし、この教育機関での講習は、
昼間の集中した時間との事ですから、
仕事をしながらの受講はなかなか難しいかもしれません。

 

実際に透析看護師の資格を取得した人の中には、
一度退職して受講したケースも多いです。

 

ですが、病院によっては、透析看護師を増やしたいということから、
費用の援助や勤務の都合をつけてくれるところもあります。

 

現在透析の現場で働いているのであれば、
相談する価値はありそうですね。

 

透析看護師の資格があれば、
透析看護の専門家として、
職場での更なる活躍も期待できます。

 

転職などにも非常に有利となりますから、
透析現場で働いている場合には、
前向きに検討したいものです。